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山根智之

TOMOYUKI YAMANE

力の源ホールディングス
代表取締役社長兼CEO


お店として輝けるように

例えば、海外の店舗と一言で言っても、それを運営するにはその国で会社を経営する必要があります。日本では会社はすでにあり、そこから店舗を出していきますが、新しい国では会社を1から作り、店舗候補地を見つけ、事業計画を作り、労働基準法や会計法、税務や財務、契約関連の法務など、ありとあらゆることを調査→立案→実行していく必要があります。業務数は数え上げたらきりがありません。難しい話に聞こえるかもしれませんが、一風堂が「お店」として地域に根付いて輝けるようにサポートしています。


「ラーメンを世界の共通語にしていく」というミッション

日本では「海外」と一括りにしがちですが、「海外」とは200ヶ国・地域、何百言語が存在する環境です。様々な人種、文化が入り乱れており、日本みたいな統一国家(一つの言語、一つの人種)のほうが稀です。我々のミッションである「ラーメンを世界の共通語にしていく」を達成するには、そこにある文化を理解し、入り込んでいく努力が必要です。日本での成功事例をそのまま持ってきても通用しませんし、それをする気はありません。 例えばフランスであれば、今では常連さんもだいぶ増えてきていますが、お客様の90%はフランス人です。その彼らが、冒険心と一緒に熱いラーメンをすする光景が毎日繰り広げられています。その現場で働き、お客様と交流する、これこそが文化交流であり、一人でも多くのフランス人がおいしラーメンを啜ることになる。それが我々のミッションでもあり、この仕事のやりがいです。


世界を駆け抜けていきたい

この会社は一言で言えば「可能性」に溢れています。入社した2010年当時は、海外はまだ2店舗しかなく、人生の半分以上を海外で生活していた私にとって、その選択肢を取ることは相当なリスクでした(僕を採用する会社を考えるとお互い様かもですが。笑)。 河原会長と面談した時も、今後どうなるかは分からないが、いろいろな可能性があるよね。という話になり、賭けてみるか!となりました。実際入社しても、ルールはありながらも可能性に限りはない。ラーメン業界、日本の飲食業界の先駆者的な立ち位置を目指して駆け抜けていきたいと思います。その開拓者精神は絶対に忘れてはいけませんね。 夢を追い求めるには時にはつらいこともある、わからない時もある、その時は素直に、真摯に。それでこそ夢が実現となった時の喜びもまた最高のものです。