来れ!九州人
新卒入社で現職店長「仕事へのこだわり」
其の参 最年少・最短での店長抜粋 キツイぞ。でも面白いぞ。本気でやりたいヤツとだけ、仲間になろう。
ここは、ラーメン屋の姿を借りた、食文化創造企業だ。
頂点をめざす男のオレ流生き様
いちアルバイトから社員への道を選んだ理由
大学に入ってすぐ、大宰府の「爽風亭(現在の一風堂大宰府インター店)」でバイトを始めました。親に迷惑ばかりかけていたので(笑)、学費は自分で稼ごうと思って。そこで4年間バイトを続け、社員として入社しました。もともと飲食業に興味があったのですが、具体的に誰を目標にするのかと考えたときに、力の源には河原社長がいたんですね。当時の店長も、人として目指したい兄貴みたいな存在だったし、バイトで出会った人の影響は大きかった。4年間の経験で培った自身の幹を、ここでさらに太くしていこうと思いました。
常にお客様の目線にたって勉強中
大学を卒業し、社員になって1ヶ月後に天神店の店長になりました。当時23歳という最年少で、最短での抜擢でした。そして入社1年半後には、一風堂の中でも別格の大名本店の副店長に。それから26歳で新規オープンの札幌店店長を務め、今年7月に東京・銀座店へやって来ました。
札幌店オープンのときは、味噌ラーメンだらけのところに豚骨で殴り込みをかけるようなものだから、正直言って行きたくなかったです。寒いし(笑)。オープン当初は賑わったけど、2年目がキツかったですね。そこで、まずはサービスの基本に戻りました。例えばテーブルの辛子高菜や胡麻などをどう使うのか、札幌の人はほとんど知らないんです。有料だと思い、手をつけないことも多い。だから「すべてのお客様が初めて豚骨ラーメンを食べる」という前提で、トッピングの使い方や替え玉の仕方を必ず説明するように徹底しました。お客様がその通りに試してみて、「うまい」と言ってもらえた時、「あぁ、こういうことなんだな」と思いましたよ。若い時にいい経験をさせてもらえて、とても勉強になりましたね。
そして今年から、銀座店へ。銀座といえば、世界中の人が知っている東京のど真ん中の街。飲食に限らず、常に新しいものが1番に飛び込んできます。競合店も多く、お客様もいろんな情報を持っている。味だけでなく、接客も本物じゃないといけません。そこで札幌での経験をベースにしてサービスの基本を常に忘れず、いま着実に成果を上げているところです。でも、まだまだ勉強中ですね。

一風堂銀座店店長/マネージャー
篠原 猛
第一経済大学(H12卒)

店長としての苦労
若くして店長になりましたが、苦労を苦労だと思わない性格なので、「あのときもっと壁にぶつかっておけば…」と感じることはあります。でも、20代の自分が50代の人と同じことをやるのは難しいし、スタッフも同年代ばかりなので、若さを武器にやってきました。これからは、お客様に一流のサービスを提供できるスタッフを育成していきたいですね。
心掛けていること
トップダウンではなく、現場の声が出やすい環境を作ること。スタッフが気持ちよく仕事ができるよう、常に目と心をスタッフに向けています。いつも言っていることですが、失敗したり、問題が発生した場合、誰かを責めるのではなくて、自分自身に原因があるんだと思う気持ちが大事だと思うんです。
現3・4年生へのメッセージ
好きなこと、やりたいことを何か1つでいいから見つけて、続けられる仕事と出会ってください。うちのアルバイトスタッフは役者や音楽など、将来の目標をしっかりと持ってます。だからこそすごくいい顔で、いい仕事をしてくれているんです。お金を稼ぐのが好きなら、徹底して稼げる仕事をするのもいいでしょう。でも後々の成功が自分ひとりの力ではなく、周りのサポートがあったからだと気付けるような仕事をしてほしいですね。
次回の 九州人力の源カンパニー 代表:河原成美