平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
「一風堂」は、石川県輪島市のミシュラン1つ星フレンチレストラン「L’Atelier de NOTO」(シェフ:池端隼也、読み:ラトリエドゥノト)とコラボレーションし、希少な輪島産の七面鳥を使用したラーメンを共同開発しました。2025年2月23日(日)、そのお披露目会として、能登の旬の食材で構成したスペシャルコース料理を堪能できる予約制イベントを東京都渋谷区広尾「Ode」にて開催します。当日は「L’Atelier de NOTO」シェフの池端氏が自らの手でこだわりの料理を振舞います。

《 協業のきっかけ 》 炊き出し参加で繋がったご縁
2024年1月1日に能登半島を襲った地震。「L’Atelier de NOTO」は全壊してしまい、現在も休業を余儀なくされています。シェフの池端氏は自身が被災しながらも、震災の翌日から1年以上にわたり炊き出しに参加されてきました。2024年2月以降、一風堂も能登の皆さまに元気を届けたいと、石川県内でのラーメンの炊き出しを実施。そこで池端氏と出会い、今回のコラボレーションに繋がりました。今回のイベントは、「L’Atelier de NOTO」の再出発、第2幕スタートのために一風堂が協力したいという想いから企画されました。売上金額はすべて「L’Atelier de NOTO」の売上とされ、輪島市でのレストランの営業再開に向けて活用されます。
《 共有した想い 》 輪島の七面鳥の美味しさを伝えたい
今回のイベントのコース料理のメイン「七面鳥ラーメン」には、輪島市の七面鳥農家・大村正博氏が育てたこだわりの七面鳥を使用します。日本では、七面鳥を飼育している農家は北海道と高知県、そして石川県輪島市の3軒のみ。飼育数は3軒合わせても3,000羽ほどと決して多くは無く、国産の七面鳥がいかに希少であるかが伺えます。当イベントを通して、より多くの方に七面鳥生産の現状や国産品の美味しさについて知っていただきたいという気持ちから、大村氏の七面鳥の魅力を活かしたラーメンの共同開発に着手しました。

▼「L’Atelier de NOTO」 シェフ 池端氏コメント

七面鳥料理としての新提案 「七面鳥ラーメン」

一風堂と「L’Atelier de NOTO」が共同開発した「七面鳥ラーメン」は、七面鳥料理としての新提案。七面鳥と言えばクリスマスに丸焼きにして食べるイメージが一般的ですが、今回は大村氏のこだわりの七面鳥の魅力を極上のラーメンとして昇華しました。
スープは七面鳥100%。塩ベースのかえしには、能登産のしいたけ、昆布、帆立を使用します。仕上げに背脂、七面鳥のオイルをプラス。飲みやすく飽きがこないのに、コクと旨味、芳醇な後味を感じられるスープは、一滴残らず飲み干したくなる味わいです。中細ストレート麺の上には、七面鳥肉の餡を味わうワンタンと、スモーキーな肩ロース肉を一枚。ラーメンの定番の煮玉子、白ネギ、小松菜、赤玉ねぎ、粒胡椒に加え、オゼイユ、ディルなどフレンチの要素も取り入れた食材をアクセントにトッピングします。特別コースのメインとしてふさわしい、唯一無二の味わいの贅沢な一杯です。
※食材は状況により変更となる場合がございます。
《 今後の展望 》 輪島から、世界を見据えて
今回のイベント後には、七面鳥の本場であるアメリカ、NYにある一風堂でのイベントの実施や、日本国内での七面鳥料理・ラーメンを提供するレストランの展開なども検討しています。被災地の復興のために一風堂ができることは限られているかもしれませんが、地元の方々の大切な場所である飲食店や、無くてはならない一次産業を担う方々を、ラーメンを通して継続的に支援・応援していきたいと考えています。
一風堂は、これまで複数の企業と協業し、地元食材を味わうコース料理を特別開発したラーメンとともに味わうイベントを開催してきました。一度きりのイベントを打ち上げて終わりではなく、開発した商品は各企業の地元にて催事や店舗での販売に繋げており、これからも不定期でイベントを実施予定です。全国各地の企業・ブランドの食材や料理、飲料の魅力を東京の地で発信することで、日本の食文化を更に盛り上げ、地方の活性化など地域課題にアプローチしたいと考えています。力の源グループは今後も、ラーメンを通してより良い社会をつくるために、志を共にする仲間たちと力を合わせ、様々な方法で社会貢献活動に積極的に取り組んでまいります。
▼イベント概要・詳細はこちらから